訪問リスト >> 金竹山砿業 土朱煤砿 >> 2016.3

金竹山砿業 土朱煤砿
Jinzhushan Mining / Tuzhu Coal Mine
2016.3.14-15
レポート :  【 2016.3 】
         
   
3月14日の朝に 訪れた 托山煤砿が、全国人民代表大会(全人代)の余波を受けて休業していたため、急遽 スケジュールを変更し、近くにある 土朱煤砿 へとやって来ました。

こちらは、バッテリー機関車を使って 石炭輸送を行なっている炭砿です。

なお、ガイドは引き続き 柳曙光さんに お願いしました。
 
   

 
  運休中の托山煤砿とは 同じ会社が経営する炭砿なので、こちらも 休業かな?と 心配しながら、山の北側にある 炭砿事務所を 訪問してみました。

昼休みのためか、人影はまばらで 坑木を積んだ資材運搬列車も 動く気配がありません(2号機)。

居合わせた職員から、この日は やはり 操業していないことを知らされました。


 
     
  構内には、出勤している職員のオートバイが停まっていました。

 
     
  いつもなら、13時に坑口へ出てくる という 人車列車を 待ち構えましたが、この日は やはり 運休でした(数人の砿夫が 坑道を歩いて出てきただけでした)。

ここも、翌日から正常に操業するそうなので 出直すことにします。
     
  翌日の昼過ぎに、今度は 山の南側の様子を見に行きました。

坑口近くの側線には、これから 坑内の砿夫達を迎えに行く人車列車が 停車中です。

また その後ろには 予備の人車 が 何両も並んでいました。








 
     
  やがて 車両の間を縫うように 線路にダンプカーが乗り入れてきたと思うと、線路脇の空き地に 材木を降ろし始めました。
     
  材木を降ろすと、ダンプカーは すぐに 走り去って行きました。

人車列車を牽引するのは、小型のバッテリー機関車のようですが、一向に走る気配がありません(5号機)。

そこで、この後は 積替施設の方に向かって歩いてみることにします。
     
  13時半頃になって、空車列車がやって来ました。

石炭輸送に 活躍しているのは、両運転台のバッテリー機関車です。
     
  14時に、次の空車列車が やって来ました(2号機)。

こちらの機関車は、女性が運転しています 。
     
  終点の 選炭・積替施設では 線路がエンドレス状になっています。

チップラーを使って 石炭を降ろせる仕組みです。
     
  15時になると、先程の女性が運転する列車が、石炭を積んで戻ってきました(2号機)。

なお 沿線に電柱が 林立しているのが気になり、職員に尋ねたところ、この軌道は 以前は 電化されていたらしく、当時の 架線柱の名残であることが わかりました。
     
  エンドレスの積替施設には、機回し線を使って 後ろから トロッコを押し込みます。

トロッコを押し込んだ機関車が、今度は 編成の反対側へと 向かいます(2号機)。
 
     
  ボタ山の麓には、トロッコの廃車体に混じって ディーゼル機関車の廃車体(巣湖華晨 製)も 並んでいました。

この炭砿では、電気 → ディーゼル → バッテリー という具合に 機関車を 3転させてきた 複雑な歴史があるのでしょう。