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洛坝有色金属 田坝一号坑
Luoba Nonferrous Metals / Tianba Yihao Pit
2019.5.22
レポート : 【 2019.5 】
         
   
事前に 衛星写真を見てきたところでは、徽県 洛坝村には 多くの非鉄金属砿山の坑口が存在しているようなので、1日かけて 順番に回ってみたいと考えました。

ところが、朝 徽県駅前で タクシーをチャーターし洛坝村に向かうと、道路工事で 往復ともに大迂回せざるを得なくなり、現地での滞在は わずか2時間ほどになってしまいました。

しかも、ようやく 辿り着けば、既に閉山になったところ、休業中のところ と 様々で、今回の訪問では 構内で走行シーンを見ることができたのは、この 田坝一号坑 だけでした。

なお 現地への案内と通訳は、西安の李小明さんに お願いしました。
  
   

 
 
  11時過ぎに、ようやく辿り着いた洛坝村の村はずれで、谷向かいの山側に、ナベトロが停まっているのが見えました。

先頭には、小型のディーゼル機関車の姿があります。
     
  構内に入れてもらえない場合に備えて、機関車をアップで撮影することにしました。
     
  職員の許可が得られたので、構内に入らせてもらいました。

先ほどの機関車は、合肥遠大工砿機械 製の 3t クラスのディーゼル機関車でした。
     
  写真では見えませんが、崖の下には パワーショベルやトラックが停まっています。

ここが ズリ捨て場ではなく、積出施設だということがわかりました。
     
    次に 坑口へと向かいました。

一見 横坑のように見える坑口ですが、坑口の外には トロッコを引っ張るための ワイヤーが伸びているので、奥の方に 斜坑があるようです。

 
     
  しばらく待っていると、坑口からエンジン音が聞こえ始め、砿石を載せたナベトロが次々に姿を現しました。

最後部で ナベトロを押しているのは、先ほどとは別のディーゼル機関車(巣湖瑞陽 製 の 3t クラス)です。

こちらの2両の機関車は、斜坑から引き上げられるナベトロを、積出施設に運ぶ役目を担っているようです。
     
  機関車は 坑口を出たところで ナベトロを切り離すと、今度は 横に停まっていた空車を押して 再び 坑内へと入ってしまいました。

砿石トロッコを 積出施設へ運ぶシーンが見たくて 暫らく待っていたところ、やがて サイレンが鳴り 運転士だけが 歩いて 坑口から出てきました。

聞けば 昼休みになったとのことで、操業を再開するのは1時間後だそうです。

長居はできないため、やむを得ず 引き揚げることにしました。