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河南省建材廠
Xingyang Brickworks
2010.4.9-10
レポート : 【 2009.9 】   【 2010.4 】  【 2010.9 】   【 2011.1.前編ー準備中 】  【 2011.1.後編-準備中 】
         
   
前回の 河南省建材廠 訪問(2009年9月)では、保線作業の関係で 粘土の輸送シーンを 見ることが叶いませんでした。

但し、保線作業の列車に 乗せてもらった結果、予想以上に 変化に富んだ沿線であることを知りました。

このため、粘土を運ぶ列車を 何とか見たいものだと思って、7ケ月後に 再訪してみました。

4月9日は、朝から 洛陽のガイドさん(徐さん)と 洛玻砿産を訪れてから、彼の車で 建材廠 沿線にあった ホテル(伊鴻賓館)まで 送ってもらいました。

翌10日には、鄭州からの 別のガイドさん(牛育軍さん)の到着を待って、彼の車で 沿線を回る計画です。
   
   
  
 
  伊鴻賓館 には、17時頃に送り届けてもらいました(洛陽のガイドさんとは これでお別れ)。

ホテルの従業員から 「今日は、頻繁に列車が走っているよ」 と 教えい、早速 歩いて5分ほどの 索河大橋 へと向かいました。

17時45分、この日 最後の列車が 粘土を満載して 走り抜けていきました(07号機)。


 
     
  翌朝は、ホテルの前で 一番列車の通過を 待ち構えました。

テンダファーストの空車列車が、索河大橋を渡り姿を見せたのは 7時50分頃でした(07号機)。
 
     
  上の写真の続きです。

ゴンドラタイプの貨車には、制動スタッフの面々が 並んで 立っていました。

4月を迎えたとはいえ、朝の気温はまだ低く、冷たい風を受けながらの乗車は、いかにも 辛そうです。
     
  ホテルに引き返すと、鄭州のガイドさんも 既に到着していて、合流することができました。

今度は、彼の車に乗って南下し、峡谷区間を目指します。

8時半になると、一番列車が粘土を積んで戻ってきました(07号機)。
     
  折返しの列車が来るまでに、少し場所を移動しました。

空車を繋いだ 二番列車が姿を現したのは、9時45分頃でした(07号機)。

周りの赤茶けた崖には、ところどころに ヤオトン(窰洞)と呼ばれる洞穴が 口を開けています。
 
     
  上の写真の続きです(07号機)。
     
  続いて向かったのは、終点の採土場です。

ここは、周りを 崖に囲まれた窪地のような所です。

10時半に着いた時には、既に 二番列車は 引き返した後で、搬入した貨車に 粘土の積込作業が行なわれている最中でした。
     
  その後 11時25分に、三番列車が 空車を曳いて到着しました(07号機)。

写真は、手早く機回しを済ませた機関車が、空車を 奥の方へと 押し始めたところです。

一方、制動係の面々は、既に 粘土を積み終わった左側の貨車の方に 乗り移っています。
 
     
  採土場の構内には、レンガ造りの古い建物が立ち並んでいて、かつての賑やかさが 偲ばれます。

写真は、機関車が 採土場の奥に 空車を押し終えたところです(07号機)。

この後は、粘土の積載を終えた貨車と 連結します。



 
     
  11時半、機関士の指差確認の後 粘土を積んだ三番列車が 採土場を出発して行きました(07号機)。
     
  12時すぎに、工場の方へ戻って行くと、到着した三番列車が 粘土を ほぼ降ろし終えたところでした(07号機)。

この日は、工場手前から 北側へ分岐する引込線を使って粘土を降ろしていました。

機関車は、機回しを済ませてから、引込線の奥に 貨車を押し込んだ模様です。
     
  12時15分、引込線から本線に戻ったところで、機関車は 貨車を切り離してしまいました(07号機)。

既に、機回しは終わっているはずですが・・・

 
     
  機関車が向かったのは、工場脇にある 給水・給炭設備でした(07号機)。

そして 機関士は、機関車を残したまま 事務所に引き上げてしまいました。

12時を回り、どうやら 昼休みのようなので、私達も 近くの食堂へと 向かうことにしました。
     
  昼食後に戻ってみると、07号機は 依然として 止まったままで、午後の運転再開まで もう しばらくかかりそうです。

空き時間を利用して、機関庫内を覗いてみると、この日は 僚機の207号機の 点検作業が行なわれていました。

煤けた壁には 「鞍鋼憲法万歲」 の標語が残されていて、文革当時を偲ばせてくれます。
     
  14時20分、採土場に向かう 四番列車は 伊鴻賓館の南側で撮ることにしました(07号機)。
     
  15時になると、四番列車が 粘土を積んで戻ってきました(07号機)。

採土場から続いてきた峡谷が 終わる辺りで 撮りました。

ここから先は、掘割区間に入ります。




 
     
  15時50分、採土場へと向かう五番列車は、掘割区間にかかる 陸橋の上から狙ってみました(07号機)。

この後は、次の目的地へと向かうため、ガイドさんに 鄭州駅前まで 送ってもらいました。