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英崗嶺煤砿 橋二分砿
Yinggangling Coal Mine / Qiaoer Branch Mine
2016.7.21
レポート :  【 2016.7 】
         
   
江西新余砿業 傘下の炭砿の軌道 数ケ所を回る目的で、杭州から高速鉄道を使って 新余北駅 に降り立ちました。

こちらの 英崗嶺煤砿(橋二分砿)については、操業中であることが 事前に確認できていたものの、Googleの衛星写真が不鮮明で、坑外の軌道の有無については 判然としませんでした。

先に訪れた 他の炭砿で 尋ねてみたものの、様子が判らないまま 不安を抱えての訪問となりました。

なお、案内は 杭州の旅行社(柳 曙光 氏)に お願いしました。
 
   

 
  積替施設と思しき建物の近くで タクシーを降りた後、すぐ近くに 光り輝く線路を見つけることができ、まずは ひと安心です。

架線が張られていることから、どうやら 電気機関車が 走っているようです。

情報を得ようと 職員を探していたところ、石炭を満載した運炭列車が やってきました(6号機)。
     
  こちらで活躍しているのは、運転席の反対側にも 屋根付き座席がある 凹型の電気機関車でした(6号機)。

一見 無人のように見えますが、後ろの方に 運転手が乗っています。

 
     
  暫くすると、今度は 水色に塗装された 2号機の牽引する運炭列車が到着しました。

機関車は、機回し線を使って 編成の後ろ側に やってきました。

この後、推進運転で トロッコを奥へ押し込みます。

なお、右下の方に見えているのは、石炭を降ろし終えた後に 空車列車が 走る線路です。

 
     
  押込み作業が ひと区切りついたところで、機関車は ループの出口側へと向かいます(2号機)。
     
  機関車が ループから出てきたトロッコと連結しました(2号機)。

空車列車は間もなく発車します。
     
  こちらは、ほぼ中間に位置する 2ケ所目の踏切です。

結構 立派な遮断機がありましたが、一方は 常に上がったまま、そして もう片方は 常に下りたまま になっている 不思議な踏切でした。

空車列車が通過して行きます(6号機)。
     
  上の写真の踏切のすぐ先には、炭砿住宅が並んでいます。

しばらく待っていると、はしご を積んだ2号機 が 単機で 分砿方面に 走り去って行きました(2号機)。
     
  橋二分砿の少し手前では、線路は大きくカーブして、小川を渡ります。

先程の単機の機関車が、石橋を通過して戻っていきました(2号機)。
     
  橋二分砿へやってきました。

こちらは 分砿の坑口(斜砿)です。
     
  分砿の北東には、ボタ山があります。

折しも、ズリを積んだ 1両のトロッコが 山を登って行くところです。
     
  しばらくすると、橋二分砿に 空車列車が 到着しました(2号機)。
     
  ヤードに到着した 2号機は、資材運搬用トロッコの入換作業を始めました。
     
  構内には、4台の電気機関車が並びました(右から 6号機、2号機、3号機、他) 。

なお 右奥には 斜坑が見えます。

また 左奥には 車庫がありますが、かつては その先に 橋一分坑へと向かう線路が続いていたそうです。
     
  橋二分砿からの帰り際、積替施設の近くまで 戻ってきたところで、石炭列車が追い超して行きました(2号機)。

この軌道では、線路際の夏草が 撮影の邪魔になって 往生しましたが、足周りまでスッキリ写せる 踏切の存在は ありがたいものです。