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水城砿業 那羅寨煤砿
Shuicheng Mining / Naluozhai Coal Mine
2016.11.22
レポート : 【 2016.11 】
         
   
六盤水市は 石炭の産地として有名で 多くの炭があるため、1泊2日の滞在で これらの幾つかを回ってみることにしました。

この日の午後に 出向いた那羅寨煤砿には、詳細は不明なものの Googleの衛星写真には 1km余りの軌道やデルタ線で分岐する支線らしきものが写っており、興味を持って訪れました。

なお、今回の案内は 貴陽のガイド冉飛龍さんにお願いしています。
 
   

 
 
  タクシーで X013県道を進んでいくと、脇道をオーバークロスしている高架橋が見えてきました。
     
  橋のたもとを登っていくと、大屋根に覆われたヤードがありました(上の写真の山側辺り)。

中では、電気機関車によって 石炭トロッコの入換作業が行われているところでした。
 
機関車には幾つかのタイプがありそうです。
     
  ヤードの機回し線の先端部は、"那羅砿101平硐"と書かれたトンネル入口にまで及んでいます。

先ほどの機関車は、ここまで来ると 中には入らず 引き返して行きました。
     
  職員によると、これらの石炭は 近くの1号砿と2号砿で採掘されたもので、ここから 6km先の汪家寨火力発電所まで このトンネルを抜けて運んでいるそうです。

なお これらの石炭トロッコは 午前中に ここに集められたもので、この後 走るのは 汪家寨に向かう列車だけだそうです。



 
     
  ヤードの反対側は、先ほど下から見えていた高架橋へと続いています。

炭砿との間の列車が無さそうなので、私達も 地元民に倣って、軌道を歩いてみることにしました。
     
  少し先へ進むと 衛星写真に写っていた デルタ状の分岐点がありました。

中心には "禁止行人(通行禁止)"と書かれた看板が立っていました。

先ほどのヤードは 写真左手方向にあり、右手に進むと1号砿、手前に進むと2号砿となります。

まず最初に 1号砿に向かうことにします。


 
     
  その先 1号砿との間には 短いトンネルがありました。

写真はトンネルを抜け出たところで撮りました(中は水溜りがあったため 脇道を迂回して到達)。

 
     
  トンネルの先には、1号砿の積込施設が見えていました。

午後は 操業していないのか、辺りに 人影もありません。
     
  分岐点まで引き返したところで、2号砿に向かう空車列車と遭遇しました。

夕方は 石炭列車が走らない と聞いていましたので、空車列車の運行は 意外でした。
     
  後を追っていくと、列車は 500m ほど先で停車していました。

しかし 既に 運転士の姿は見あたらず、横にある事務棟の中に入った後でした。
     
  前方には 2号砿の積込施設が見えており、ここが 機回し線の先端部のようです。

保線作業中の職員が、"待っていても、今日は もう列車は走らないよ" と教えてくれました。