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広西徳保銅砿
Gangxi Debao Copper Mine
2017.6.9
レポート :  【 2017.6 】
         
   
徳保には銅砿山があり、電化軌道があるらしい という話は知っていましたが、どんな機関車が使われているのかなど わからないことばかりでした。

昆明からの夜行列車を平果で降り、田靖線へ直通する快速列車に乗り換え、徳保を目指しました。

なお ガイドの 邵 攀登さんとは、11時過ぎに 徳保駅前で待ち合せ 昼食の後 タクシーで現地に向かいました。
 
   
 
  タクシーの車中では、独特の形をした山々を眺めることができ、遠くに来たものだと 実感できました。

そういえば、世界遺産として有名な 桂林も、こちらと 同じく 広西チワン族自治区 にあります。
     
  砿山施設を横目に見ながら 山中を進んで行くと、坑口が見えてきました。

電化軌道ですが、坑内の天井は とても低いみたいです。
     
  坑口を出た先には 車庫があり、折しも 職員が出てきて 電気機関車を行来きさせて、試運転のようなことをやっています。
     
  試運転を行なっていたのは、 運転席の反対側にも 座席と屋根が付いた 凹型 の電気機関車でした。

運転席を降りた職員が、今度は 木の竿で 集電しながら 機関車を動かし始めました。
 
     
  試運転が 無事に終わったのか、機関車は 間もなく 車庫に 入って行きました。
     
  職員達から 「まもなく 2本の砿石列車が 坑内から 出てくるはず」 と 教えてもらえました。

そこで 急ぎ 線路沿いに歩き、500 m ほど先で 列車の通過を待つことにしました。

やがて 砿石列車がやってきたのは、13時45分頃のことでした。

運転手は 機関車の後部に乗っています。




 
     
  2本目の砿石列車は、更に 500 m ほど先の ズリ捨て場で撮ることにしました。

職員の情報どおり、30分程すると 次の列車が姿を現しました。

こちらの機関車では、前方座席にも 2人の職員が乗車しています。
     
  上の写真の続きです。

銅砿石を満載した列車が、目の前を通過して行きます。


 
     
 
ズリ捨て場の周りは 見晴らしも良く、撮影には 好都合です。

戻りの空車列車も ここで撮ろうと考え、線路の反対側で 待ち構えることにしました。

しかし 1時間 経っても 空車列車は 姿を見せませんでした(時間切れで やむなく 撤収することに・・・)。

 
     
  タクシーでの帰途、谷の向いに 先程のズリ捨て場を 眺むことができました。
     
  更に くだって行くと、徳保銅砿の選砿施設が見えてきます。

上の方には、軌道(を覆う屋根)らしきものも あります。
     
  そこで、できれば 到着した列車を見届けようと、タクシーで 山道を登り 施設への侵入を試みたのですが、中には 立ち入らせてもらえませんでした。

Uターンする場所からは、左手に 選砿施設、そして 奥には 辿ってきた道路を眺めることができました。