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遼寧振興生態造紙
Shengtai Paper
2017.5.4-5
レポート : 【 2014.5   【 2014.11 】  【 2017.5 】  【 2017.10-準備中 】 
         
   
友人のYさんと 大連空港で待ち合せ、昼間の寝台車で寛ぎながら 盤錦へと向かいました。

そして、前回同様 阜新のガイドさん(谷満春氏)の出迎えを受け、彼の車で凌海市のホテルに移動しました。

翌朝、2年半振りに 現地を訪問して驚いたことは、ディーゼル機関車のなかの 第一次車ともいえる グループが 増備車両に準じた青色一色に塗り変わっていたことでした。

これらは 増備車に比べると サイズやスタイルが好ましく、4色の塗り分けが 似合っていただけに 少し残念な気がしました。 

なお、 今回は 葦の集荷作業を 歓喜岭 という 今まで訪れたことのなかった 集積地で行なっていたのも 新鮮でした。
  
   

 
 
  9時過ぎに、東郭の踏切に出向きました。

この時のスイッチバックの入換担当は 9号機です。

本務機の10号機は、工場から 牽いてきた空車を 踏切の手前で 一旦切り離し、単機で308省道を横断した後、前方へ進んで 待機しています。

一方、ひと足先に省道を横断していた9号機は、10号機が渡り終えると 再び省道を横断し、編成を牽いて 三たび 省道を横断します(写真)。
 
 
     
  10号機による 連結作業が終わりました。

後ろの 9号機も、切離し作業を済ませています。

間もなく、空車列車が発車して行きました。

 
 
     
  空車列車が走り去った後、残された 9号機は再び交通量の多い省道を横断し、踏切北側の 停車位置に戻りました(9号機)。

ひと仕事を終えた 運転手と 踏切職員は、踏切脇の小屋へと引き揚げていきます。
 
     
  9号機の運転室内を見せてもらいました。

運転席は至って簡素な造りです。

右手にある排気管との関係で 運転席の窓が 左側に片寄っているのは ご愛嬌ですが、特に 前方視界が悪い というわけではなさそうです。
 
     
  11時20分頃、先ほどの 10号機が 葦を積んだ台車を牽いて 東郭の街に 戻ってきました。

308省道に出てくると、ガソリンスタンドの前を通過して行きます(10号機)。
     
  スイッチバックの区間に入り、牽引機が 一時的に9号機に変わりました。

写真は 東郭踏切の 北西側から 撮っています。

一方、10号機の方は 既に踏切を通過し、省道の北側で待機しています(写っていません)。

この後は、10号機は 再び省道を渡り 列車を受け取りに出てきます。
     
  この日の午前中の運用はこれで終わりらしく、10号機の牽く列車の後について 9号機も 工場へ戻って行ってしまいました。

なお 同様の続行シーンは、午後にも 見ることができました。

15時半過ぎに、東郭を出た最終列車が 工場へ向かいます(9号機)。

そのすぐ後に、11号機 が続きます。
     
  翌朝は、6時頃に 東郭 に出向きましたが、既に 1本の空車列車が 歓喜岭 に向けて 発車した後でした。

そこで 2本目の空車列車を追うようにして、我々も歓喜岭へと向かいます。


7時15分頃、大崗子と歓喜岭の間の橋梁を渡る空車列車です(7号機)。
     
  歓喜岭の集積地までは、直接 車を乗りつけることができず 少し歩かなくてはなりませんでした。

引込線の様子を見てみると、10号機 の牽く 空車列車が先着していました。

ちょうど 8時になると、葦の積込作業を始める職員達が 台車の上を歩いて 集まってきました。
 
     
  まもなく、重機が中心になって 積込作業が始まりました。
     
  脱線していた台車も、軽々と持ち上げて 元に戻します。
     
  歓喜岭には、既に 葦を積み終えた編成があり、間もなく 10号機 が 牽引して工場に戻って行くことがわかりました。

このため、追いかけながら 途中で 撮ろうということになりました。


写真は、8時20分頃、大崗子の集積地を通過するところです(10号機)。
     
  9時頃、王家荒 まで 戻って来ました(10号機)。

左の建物は、旧 満州国当時の遺構といわれていて 集積地に入る分岐点にあります。
 
     
  王家荒から東郭に向かう間でも、待ち構えて撮りました(10号機)。

この辺りまで、広々とした畑のなかを走り抜けて行きます。
     
  同じく まだ 東郭の手前ですが、少しづつ 村に近づいてきました (10号機)。
     
  列車は、1時間ほどかかって 東郭の 308省道の脇 まで やってきました(10号機)。

この後の スイッチバックの入換シーンは 重複しますので省略します。
     
  歓喜岭 へと向かう 次の空車列車には、何と 補機が付いているようです(よく見ると 回送機関車でしたが・・)。

10時前、王家荒の先で 水路を渡ります(8号機)。
 
     
  11時50分頃、葦を積んだ列車が 歓喜岭を発車しました(13号機)。

戻りの列車にも、やはり 回送機関車が 後ろに付いているようです。
     
  歓喜岭 近くの踏切を通過します(13号機)。

急に空が曇ってきて 心配していたところ、突然 眼の前に パトカーが停まり 胸の鼓動が 高鳴りました(我々に用事があって停まったわけではありませんでした)。
 
     
  王家荒の南方を通過します(13号機、7号機)。

折角の珍しい編成なのですが、左右にはみ出した 葦が邪魔になって 最後尾の回送機関車を うまく撮ることが 叶いませんでした。


 
     
  東郭でのスイッチバックを経て、今度は 何と 重連 になりました(13号機、7号機)。
     
  13時20分頃、工場方面に走り去る列車を 車で追いかけながら 撮りました(13号機、7号機)。
     
  東郭に戻り、5分ほど待っていると、8号機が 葦を満載した台車を牽いて 戻ってきました。

まだ13時半ですが、天気が良くないため この日の運行は これで終わりだそうです。

入換業務に従事していた 9号機 も、続行運転で 工場へと 戻って行きました。