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恩施紅太陽砿業 長槽湾煤砿
Enshi Hongtaiyang Mining / Changcaowan Coal Mine
2017.9.18
レポート :  【 2017.9 】
         
   
インターネット上で、こちらの炭砿の小型ディーゼル機関車の写真を見たことがあり、折を見て 訪れたいと考えていました。

ただ 不便な場所にあるため 躊躇していたのですが、小炭砿の閉山が相次いでいるため なくなる前に行こうと思い、重慶北から 高鉄を利用して、日帰りで 恩施を訪れました。

ガイドは、重慶の旅行社(厳 紹寒さん)にお願いしました。
 
   
 
 
  恩施駅前から タクシーに揺られること 3時間、ようやく 炭砿に 到着したのは、13時半のことでした。

入口の先には 事務棟があり、坑口は 更に奥の方にあるようです。
 
     
  撮影の許可を得ることができ、坑口付近で 待ち構えていると、トンネル内に 機関車のヘッドライトが見えてきました。

石炭満載のナベトロを牽引して出てきたのは、期待していた 小型ディーゼル機関車(合肥神龍砿工機械 製 3tタイプ)でした。
 
     
  機関車は、石炭の降し作業を他のスタッフ達に委ねると、空のナベトロを牽いて 慌ただしく 坑内へと戻って行きました。

その間、わずか5分ほどのことでした。
     
  20分ほどすると、次の石炭列車が 坑口から出てきました。

ちょうど 雨が降り始めたため、ヤードの大屋根の下で 写真を撮らせてもらえることになりました。

ここには積出施設があり、機関車と切り離されたナベトロから、石炭が降ろされていきます。

右手には、点検中の 機関車が停まっています。
     
  機関車は、ヤ-ドの先に停めてあった 空のナベトロを 曳いて戻ってきました。

どうやら 2台の機関車が、交代に 坑口から外へ出てくるようです。

 
     
  今度は 10分もしないうちに、次の石炭列車が 坑口から姿を現しました。
     
 
ディーゼル機関車からの排気ガスは凄まじく、坑道では さぞ大変でしょう。
     
  機関車は ここまで曳いてきたトロッコを切り離すと、前に停まっている空のトロッコを 前方に押し始めました。

その後は、同じ要領で 坑内へ入って行きました。


 
     
  いよいよ 雨足が強まってきました。

帰り道には 冠水の心配な区間があるため、わずか1時間の滞在で、撤収せざるを得なくなりました。

いつか天気の良い日に 出直そう と考えていたところ、翌月で操業を停止したことを知り、愕然としました。