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趙坡煤砿
Zhaopo Coal Mine
2017.11.1
レポート : 【 2017.11 】
         
   
趙坡煤砿には、ボタ山との間を結ぶ 400mほどのズリ捨て線があります。

こちらには、2016年に初めて訪れたものの 案の定 構内には入れてもらえず、しかも その日は 運悪く ズリ捨て列車の運行もなく、涙を飲んで撤収しました。

その時に居合わせた職員の話から、ズリ捨て列車は 朝から走る という話が聞けたので、今回は 滕州の街に 前泊し 朝から訪れてみることにしました。

今回は、北京の 劉京安氏 に案内していただいての訪問です。
 
   

 
 
  タクシーに乗って 朝9時前に現地に到着したところ、ボタ山の麓には 既に 電気機関車が停まっていました(1号機)。

この日は ズリ捨て列車が走っているようです。

ズリ捨て線の終点は、エンドレス構造になっていて、運転手が 空になったトロッコを 1台づつ前に押して 空車列車の編成を 組んでいきます。

 
     
  トロッコのズリを降ろしている間に、ズリ捨て線を少し歩いてみることにしました。

写真は、先程のチップラーのある建物を正面側から見たところです。

2階には スタッフの詰所があります。
 
     
  更に離れると、背後に ボタ山が見えてきました。

ボタ山には 複線のインクラインがあり、折しも トロッコが 動いているところです。
 
     
  しばらく待っていると、空車列車が動き出しました(1号機)。
     
  空車列車は、ゆっくりとしたスピードで 炭砿の構内へと 戻って行きました(1号機)。

2回目の訪問で、ようやく 列車の走行シーンを目にすることができましたが、果たして この後も スリ捨て列車は 走るのでしょうか?

ボタ山の麓へ戻り、職員に まだ 列車が走るのか尋ねると 「たぶん昼前に あと1本位 来るだろう」 という返事がもらえました。
 
     
  「ヨシ!今日はツイテいるぞ」 と喜んでいると、早くも 次のズリ捨て列車が 近づいてきました(1号機)。

何だか、聞いていた話と違いましたが、嬉しい誤算です。


 
     
  到着したのは 先ほどと 同じ機関車で、チップラーの手前で切り離されると、手前 右方向へと進んで行きます(1号機)。

一方 ズリを載せたトロッコは、ボタ山の職員の手で チップラーへと押し込まれます。


 
     
  運転手は、先ほどと同じように ズリを降ろし終えたトロッコを前へ押して、編成を整えて行きます(1号機)。
     
  まだ10時前ですが、2本目の戻り列車が動き出しました(1号機)。
     
  どうやら この日は、ズリの在庫が 多いらしく、あと数回 列車が走ることがわかりました。

そこで 3本目のズリ捨て列車は、ボタ山の上から 撮らせてもらうことにしました。

11時半頃、一面の小麦畑のなかを 3本目のズリ捨て列車が 走ってきました(1号機)。
 
     
  間もなく 麓から、ズリを満載したインクラインのトロッコが 上がってきました。

職員も一緒に乗っています。
     
  ボタ山を下りると、すぐに 空車列車が動き出しました(1号機)。

3往復とも、同じ職員による運転でしたので、すっかり顔なじみです。

今日は ズリの運び出しが多いらしく、この日は 昼休みを挟んで 午後も 輸送することになるそうです。

我々も 近くの食堂で 昼食を済ませることにします。
 
     
  13時半頃に戻ってみると、次の列車が 既に ボタ山の麓に停まっていました。

写真は、14時前に撮った この日 4本目の戻りの空車列車です(1号機)。
     
  14時過ぎには 更に もう1往復の運行がありました。


この5本目の空車列車を撮ってから引き揚げました(1号機)。

まさか 5往復も走るとは、夢にも思っていませんでした。