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永安煤業 半羅山砿
  Yongan Coal Mining / Banluoshan Mine
2018.10.23
レポート : 【 2018.10 】
         
   
この日は、宿泊地の永安の街を起点に、永安煤業傘下の 近隣の炭砿施設 数ケ所を回るつもりでしたが、当初の予定には こちらを含めていませんでした。

ところが、訪れた 加福篩選廠 で、 「山の上まで 車で登る必要があるけれど、面白いから 行ってみてはどう?」 と 職員に言われ、急遽 立ち寄ることになりました。

今となっては、教えてくれた 職員さんには 感謝の言葉しかありません。

なお、今回の旅行は 知人のATさん、そしてガイドの 李卓珣さん に ご一緒いただいての 3人旅 です。   
 
   

 
  加福篩選廠(坑口)から、10分以上 山道を走って 半羅山煤砿の構内に到着しました。

13時半頃、我々の乗ったタクシーが 踏切の手前に着いた時に、目の前を ズリ捨て列車が通過していきました。

踏切部分には 架線がなく、運転士(女性)は 集電装置を下げて 通過するようです。

それにしても、変わった形の電気機関車です。


 
     
  機関車は、わずか 5分ほどで、空のトロッコを押しながら 斜坑の方に 戻って行きました。
     
  軌道上には、もう1編成のズリ捨て列車が停まっていました。

機関車の形状も よく似ています(但し 集電装置の支持台は 形状が異なっています)。


 
     
  これらの機関車は、恐らく バッテリー機関車の改造機 ではないかと思われ、本来 バッテリーが積まれている箱の中には、砂や石、金属屑 が 死重として 無造作に 積み込んであります。


 
     
  そうこうしているうちに、先ほどのズリ捨て列車が 戻ってきました。

停車中の列車を 追い越していきます。

 
     
  ズリ捨て列車を追いかけて、終点(ズリ捨て場)へと やってきました。

到着したトロッコは まだ手前にあるため、ここには写っていません。
 
     
  男性職員が見守るなか、チップラーを使って ズリを 崖下へ落とす操作をしているのは、女性職員でした。

 
     
  機関車が、入換作業を始めたところです。

このあとは、また 空のトロッコを押して 再び 斜坑の方へ向かいます。
 
     
  しかし 機関車は 間もなく 次のズリ捨て列車として 戻ってきました。

わずか 40分の滞在中に、ズリ捨て列車 3往復の走行を 見ることができました。