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蜀河興煤業
Shuhexing Coal Mining
2019.3.27
レポート :  【 2019.3 】
         
   
新しい高速鉄道が開業すると、小炭砿の散在する 興文県にも 新駅が設置されるため、友人達(ATさん・YNさん)と3人で 訪れる計画を立てました。

ところが、成都東からの
高速鉄道の開通が遅れて(当初の 2018年末 開通予定のはずが、まる1年延期に)、重慶から バスで現地入りする羽目となりました。

興文県では 市街地のホテルに宿泊し、郊外にある 蜀河興煤業へ
は 翌日 タクシーを使って 訪問しました。

なお、今回は 重慶の 厳 紹寒さん に 案内をお願いしました。
 
   

 
  10時半頃に到着したものの、構内には 何となく活気が感じられません。

居合わせた職員の話では、この炭砿は 翌月一杯で 閉山になることが決まっていて、この日も石炭の搬出は ないのだそうです。

どうりで、レールも 光っていないわけです。


 
     
  間もなく 閉山と知り がっかりしましたが、気を取り直して 大屋根に覆われた車庫スペースを覗いてみることにしました。

屋根の下には、小型のディーゼル機関車 2両が並んでいました(8号機・2号機)。
     
  暫らくすると、クランク棒を片手に 停車中の3号機の方へと向かう 職員の姿が見えました。

先ほどの話から、走行シーンは撮れないものと 諦めていましたが、ひょっとすると 機関車を動かすのでしょうか?
 
     
  エンジンをかけた運転士は 運転席に乗り込みました。

構内に停車中のトロッコを連結した機関車は、白煙を出して 動き始めました(3号機)。
     
  ズリ捨て場の前を通り、更に先へと進みます(3号機)。

その後 構内の外れで、列車を停止させました。
     
  今度は、7号機を動かす模様です。

なお奥の方には、私達 闖入者に呆れている職員の姿がありました。
     
  7号機が走り始めました。

この炭砿では、どの機関車の車体にも スプレーでナンバーが大きく描かれてれており、識別しやすくて 助かります。
 
     
  機関車は、青いトタン屋根の石炭積出施設へは入らず、手前の資材置き場に向かいました(7号機)。

そして、坑木を載せた1台のトロッコを曳き始めました。
 
     
  上の写真の続きです。

機関車は、トロッコを曳いて 構内を進んで行きます(7号機)。
     
  列車は、途中 止まることなく 坑内に入ってしまいました(7号機)。

わずか 30分ほどの滞在でしたが、閉山が 目前に迫った炭砿で 列車の走行シーンに出会えたのは 幸いでした。