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八家子鉛鋅砿業 芦溝四号砿
Bajiazi Lead & Zinc Mining / Lugou Sihao Mine
2019.5.6
レポート : 【 2019.5 】
         
   
綏中県のホテルに宿泊し、タクシーを利用して 朝から八家子鎮に向かいました。

事前に 衛星写真で確認したところでは、この地区には 坑口が10箇所以上も存在しており、昼までの間に 次々と回ってみる予定でした。

しかし 訪れてみると、これらは 皆 八家子鉛鋅砿業 の坑口でしたが、立入りを拒まれたところ、操業を終えてしまったところ、休業中のところ と 様々で、列車の走行シーンに出会えたのは、この 芦溝四号砿 だけでした。

なお 現地への案内と通訳は、瀋陽の李卓珣さんに お願いしています。
  
   

 
 
  こちらが 芦溝四号砿の坑口です。

間もなく 列車が出てくる頃 と言われて 10時頃から 待ち構えていましたが、なかなか姿を現しません。
 
     
  諦めて ズリ捨て場の方へ歩き始めた時に、お目当ての列車が姿を見せました。
     
  坑外へ出てきたのは ズリを載せた列車で、我々の目の前を 推進運転で 通過して行きました。

電気機関車の運転士は、右手に 集電用の竿を持ち、架線と接触させながら 速度をコントロールして 進んで行きます。


 
     
  ズリ捨て場に到着すると、待機していた別の職員が、4両のナベトロを 次々にひっくり返し、ズリを落とし始めました。


 
     
  一連の作業が終わると、ズリ捨て場から 少し戻った地点で、ナベトロは 切り離されました。

何が始まるのでしょう?
     
  機関車だけが 右奥の引込線に進入しました。

一方、ナベトロ4両は、人力で手前へと 押し出されて行きます。

どうやら、機回し作業が始まったようです。
 
     
  ナベトロを手前に押し終えたところで、機関車が動き始めました。
     
  ナベトロと連結した機関車は、再び 推進運転で 坑口方面に 進んで行きます。

運転士は 相変わらず 竿先で集電しています。
     
  走り去っていく列車の脇には、運転席の屋根が 無造作に 放り出されていました。

確かに、竿先集電をしながら 走ろうとすれば、屋根ほど邪魔な存在は ありませんからね。