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永栄砿業 栄昌煤砿
Yongrong Mining / Rongchang Coal Mine
2014.3.30
レポート : 【 2014.3 】
         
   
この炭砿軌道の存在については、John Raby 氏が ホームページにアップされている レポート で知りました。

重慶駅前のバスターミナルから13時発の高速バスで栄昌に行き(所要2時間)、広順行きのローカルバスに乗り替えて、炭砿鉄道の高架を通り過ぎた辺りで下車したのは、3時半位でした。
この日は日曜日でしたので、運休かもしれないと 大いに危惧していたのですが、列車は平日同様に運転されており、また、何の支障もなく撮影することができたのは幸いでした。
 
   
 
 
  省道と立体交差している橋のたもとから、選炭施設・積替施設の方向を見たところ、日曜日でも 列車の動いているのがわかりました。
     
  共産主義青年団のマークやスローガンが書かれた 飾り付きの機関車(07号機)が停まっていました。

ナローゲージの電気機関車では、このような装飾車両は珍しいですね。
また、ここでは、このように大小2組のビューゲルを装備した機関車も多くみられます。
屋外と架線の低いトンネル内とで使い分けているのではないかと思います。
     
  次に、ボタ山に向かう支線を歩いてみました。

ほどなく、女性が運転するズリ捨て列車が やってきました。

こちらの機関車(01号機)のビューゲルは1組です。
     
  機関車を列車の後ろに付け替えて、トロッコを押し始めました。
     
  チップラー小屋の中に1両づつトロッコを入れて行きます。

分岐して右にのびているのが、三号砿へと向かう線です。

左上に、インクラインが見えます。
     
  チップラー小屋の中の様子です。
チップラーに入れられたトロッコが見えます。
     
  チップラーから落されたズリは、地下で待ち受けるインクラインのトロッコによってボタ山へと運び上げられていきます。

 
     
  作業が一段落すると、1号機関車は、三号砿に向かう区間に進入し、留置されていた別のズリ入りトロッコを牽引してきました。
(その後、同様のズリ捨て作業が続きました)

その後、職員から「6時半頃になれば、何本かの列車が続行で、一号砿に上がって行く」 という話が聞けましたので、それまでの間に、近くの食堂で早めの夕食を済ませることにしました。
     
  戻って来たところ、最初にやって来たのは装飾付きの機関車(07号機)が牽引する列車でした。
     
  次にやって来た列車は、早くもヘッドライトを点灯しています。線路脇を通行する人が多いため、注意を喚起するためでしょうか?
     
  警笛を鳴らしながら、目の前を通過して行きました。
     
  途中の側線では、手押しのトロッコにも出会いました。
     
  すぐ近くには、ダンプカーに石炭を積み込むために設けられた 露天のチップラーがありました。
手押しのトロッコはこちらへ向かっていきました。
     
  7時を回り、夕闇の迫る頃になって、石炭を積んだ列車が続行で下ってきました。

感度を上げて撮りますが、さすがに厳しくなってきました。
     
  まだ下って来る列車があるはずですが、移動もしなければならないので、これにて撤収することにしました。
栄昌行きの最終バスも出てしまった後でしたので、タクシーで次の目的地である永川に向かいます。
     
 
  おまけです。

2丁ビューゲルを描いた踏切の標識が、泣かせてくれました。