訪問リスト >> 樺南森林鉄路 >> 2025.9

 
樺南森林鉄路
 Huanan Forest Railway
2025.9.20
レポート : 【 2009.9-準備中 】  【 2011.4ー準備中 】 【 2017.7 運行停止中 】  【 2019.1 】  【 2025.9 】
         
   
2020年以降、コロナ禍や ビザ無し渡航の中断期間があったことから 長らく 訪中を見合わせてきました。

久し振りの旅行となる今回 知人のAT氏と 樺南森林鉄路を 6年振りに訪ねてみました。

というのも 前回の訪問時は、その後 観光用に整備された向陽湖へ至る枝線が未開通でしたので、心残りだったからです。

なお、現地への案内は 瀋陽の李卓珣さんにお願いしました。

果たして、現在は どうなっているのでしょうか?
 
   

 
  土曜日の朝8時半に 新しい樺南駅を訪れてみました。

駅舎の中には、観光列車についての案内が掲示されていました。

行きは 樺南駅を9:30に発車し、途中無停車で 向陽湖駅へ向かい 10:05に到着するようです。

帰りは 向陽湖駅を11:00に発車し、森工大院の前にある樺東駅に1時間近く停車した後、12:30に 樺南駅へ戻る というスケジュールです。
     
  構内では C2型蒸気機関車の44号機 が煙を上げていました。

休日には、観光列車が 1往復 運転されると聞いていましたが、これを見て ようやく安心できました。

そして 駅舎内に引き返すと 団体客の急な申込があったらしく、職員達は対応に追われていました。

臨時列車が走るのかは まだはっきりしないものの、定期列車を 往復ともに 樺東駅に停車させることは決まったそうです。

間もなく 発車時刻とあって、先を急ぐことにして やクシーに乗り込みます。
     
  樺東駅手前の道路脇で待っていると、9時半に 樺南駅を発車する汽笛が聞こえてきました。

間もなく姿を見せた蒸気機関車には、"樺南号"というプレートが付けられていました(44号機)。
     
  上の写真の続きです(44号機)。

客車は 普段の3両より多く 4両を繋いでいます。

また 最後尾には ディーゼル機関車も連結されています。
     
  9時40分に、樺東駅に到着しました。

ここで 最後部の客車1両が切り離されると、ディーゼル機関車によって 側線へ移されました。

この写真は、作業が終わって、機関車が 編成の後ろに 再び連結されるところです。





 
     
  この間 僅か5分ほどでしたが、前方では 蒸気機関車が煙を上げています(44号機)。

間もなく発車するもの と思われ、我々も 向陽湖駅の近くの撮影地へ 先回りすることにします。

 
     
  向陽湖の周辺は、林に囲まれていて 森林鉄路らしい雰囲気が味わえます。

10時10分になると、列車が 勾配区間を登ってきました(44号機)。

すぐ先に 踏切があるため、助手が 大きく身を乗り出して 安全確認をしていました。
     
  上の写真の続きです。

走り去る編成の後ろには 先ほどのディーゼル機関車が連結されていました。

この後 私達も 列車の後を追って向陽湖駅へ向かいます。
     
  10時15分に 私達も 向陽湖駅へやってきました。

既に到着していた列車は、先ほどの編成のままで プラットホームに停車していました。

普段は、乗客を降ろした後 少し先にある機回し線まで列車を回送して 機関車の付替作業を行なうはずです。

でも 今日は ディーゼル機関車を伴っているため、機回しは 不要なのでしょう。
 
     
  乗客は 向陽湖の見学に出向きましたが、私達は駅に残って 列車を見せて頂きました。

ディーゼル機関車の運転席では、発車を控えた運転士が お茶を飲みながら一服しています。

 
     
  客車には、他のクロスシート車両に混じって ご覧のようなロングシート車両も1両 連結されていました。
     
  今日は 来るときに樺東駅に停車した関係で、遅れが生じているようです。

向陽湖を 定刻の10分遅れで出発した折り返し列車を 近くの林で撮ることにしました。

いよいよ ディーゼル機関車の出番です。

この箱型の機関車は、一見すると 両運転台の車両に見えますが、実は片側にしか 運転席がありません。

2019年製の新しい機関車(240PS)と言われています。

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  上の写真の続きです。

樺南へと引き返す列車を、後ろから撮りました(44号機)。



 
     
  更に 上の写真の続きです(44号機)。 

ケムリの様子から 錯覚しそうになりますが、遠ざかっていくところです。
     
  11時半になりました。

向陽湖とを結ぶ 緑の多い新線とは、ここでお別れとなります。
     
  上の写真の続きで、列車が遠ざかって行くところです(44号機)。

右側の線路が 向陽湖から走ってきた 新線、左側が 立新とを結んでいた 線路です。



 
     
  11時35分、列車は 10分遅れのまま 樺東駅に戻ってきました。

写真は、朝 ここに残してきた客車が、ディーゼル機関車によって 再び連結されたところです。

ここで 団体客の予約がキャンセルされたことを知りました。

林鉄側は ①ここまで乗ってきた一般客は ディーゼル機関車の曳く客車で樺南に返し、②観光バスで 樺東駅へ来る団体客は ここから蒸気機関車牽引の臨時列車で 向陽湖を往復させる 計画だったようです。

ディーゼル機関車の投入と、客車増結の理由がわかりました。

後ろに見えている高架は 高鉄 瀋佳線です。
     
  団体客が来なかったことから、ディーゼル機関車は 間もなく 単機で 樺南に引き揚げて行きました。

そして 機回しを経た蒸気機関車が  前部に連結されました(44号機)。






 
     
  やがて 森工大院の見学を済ませた観光客を収容すると、列車は ほぼ定刻どおりに 樺東駅を 発車しました(44号機)。
     
  客車4両を曳いた蒸気機関車は、テンダファーストの状態で 樺南へ戻って行きました(44号機)。

今回は 団体客の臨時列車の件が 立ち消えになって残念でしたが、ディーゼル機関車の活躍ぶりを見れたのは収穫でした。