訪問リスト >> 北票煤業 台吉四井砿 >> 2013.8

北票煤業 台吉四井砿
Beipiao Coal Mining / Taiji Sijing Mine
  2013.8.14
レポート :  【 2013.8 】
         
   
訪問に先立って、インターネットで台吉四井砿の情報を調べていたところ、安全監督局の検査で改善が求められた全国97炭砿のリストにあげられている ことがわかりました。

従って、今なお 平常どおり操業しているのか? また、砿外のナローゲージは 運行しているのか?など、詳しいことがわからないまま、不安を抱えての訪問でした。

なお、瀋陽のガイドさん(李卓珣氏)に、案内をお願いすることとし、最寄りの北票南駅には、瓦房店からの夜行列車を利用してやってきました。
 
   

 
 
  Googleの衛星写真などから この軌道の目印と考えていたのは、積替施設の手前にある橋梁でした。

タクシーで近くまでやって来たところ、タイミング良く空車列車が通過していくのが見えました。

L型の電気機関車が20両程のトロッコを牽引していました(3号機)。
     
  今でも、列車が運行されていることがわかり、胸をなでおろしながら、橋梁の上にあがってみました。

通りがかりの人に聞くと、列車は頻繁に走っているらしく、しばらくこの辺りで様子を見ることにします。

やがて炭砿からの石炭列車が、橋梁へと続く築堤を上がってきました(3号機)。
     
  機関車をサイドから撮りました(3号機)。

集電装置が独特で、他では見ないタイプです。
     
  石炭列車の後を追って、橋梁を渡り 積替施設のある対岸へと移動しました。

石炭を降ろし終えた列車が、炭砿へと戻ろうとしています(3号機)。

後ろに、石炭を降ろすための設備(チップラー)が見えます。
 
     
  積替施設の側から、川を渡る空車列車を撮りました(3号機)。
     
  30分程待つと、次の列車がやってきました。

積替施設のヤードに、石炭列車が到着したところです(2号機)。

傍らに、趣きのある作業員詰所がありましたので、立ち寄って 居合わせた職員に尋ねたところ、電気機関車は 全部で3両 あることがわかりました。
 
     
  橋梁は、列車とともに 人やバイクも通れるようになっています。

橋の上で、積替施設から出てきた空車列車を撮りました(2号機)。
     
  炭砿までの 1km 余りを、歩いてみることにしました。

途中、炭砿からの石炭列車がやってきました(3号機)。

沿線は、畑のトウモロコシや夏草など 背丈の高い植物に囲まれているため、写真を撮り難くしています。

次回は 他の季節に訪問したいものだ と 思いました(結局、実現できませんでした)。
 
     
  台吉四井砿 の 正面入口に やってきました。

守衛さんに、構内に入れてもらい 列車の写真を撮らせてもらえないか と頼みましたが、断られてしまいました。

そのかわり 「西側に回って行けば、中に入らなくても、列車の様子がよく見えるよ」 と教えてくれました。
     
  西側に迂回すると、守衛さんに教えられたとおり、 丘の上から構内の様子が眺められました。

先ほどの電気機関車がトロッコの入換作業をしているところでした(3号機)。
     
  この炭砿の坑口は斜坑になっています。

機関車で運び込まれた 空のトロッコは、左手の線路からワイヤーで引き揚げられた後、坑道へと下って行きます。
     
  斜坑への搬入に向けて、トロッコを後押ししていた電気機関車です(3号機)。

所定の位置へ、運び終えた模様です。

大きな木々が茂った構内が、とても印象的な炭砿でした。