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大連塩化集団 五島分公司
Dalian Saltworks / Wudao Branch
2014.10.11-13
レポート :【 2011.12-準備中 】  【 2012.8-準備中 】  【 2014.5 】  【 2014.10 】 【 2017.10.前編 】 【 2017.10.後編 】 【 2019.11 】
         
   
大連塩化集団の五島分公司には、今までにも何度か訪問していましたが、操業時期でなかったり、台風被害のため 運休中であったり、塩田の工事中であったり と、なかなか 塩を運ぶ列車を見る機会が ありませんでした。

前回の訪問時に、分公司の職員に愚痴をこぼしたところ 「国慶節休暇の後なら、塩を運ぶ列車は 土・日も含めて毎日走るので、その頃においで」 と言われましたので、日本の3連休を利用して出かけることにしました。

いつものように、関西からのANA便で大連に行き、大連北駅から高速鉄道に乗って 1つ目の普湾駅で、ガイドさん(李卓珣氏)と待合せて訪問しました。

なお 今回の訪問は、現役時代に 中国勤務も経験されていた DRFC-OB の ”ぶんしゅう”様 に、ご一緒いただきました。   
 
   

 
 
  五島の車庫で、塩の積込作業を行なっている場所を尋ねたところ、第8塩場の 9班 といわれる地点を紹介されました。

タクシーで はるばる 辿り着くと、午後3時頃でしたが、トロッコに塩の積載を終えた列車が、発車の支度をしているところでした(01号機)。
     
  塩を運ぶ列車が動き出しました(01号機)。

この後、五島に戻っていく列車を 追いかけながら撮影しようということになりました。
     
  7班の線路脇に積み上げられた 塩の山に登って撮影しました。

9班からの列車に先だって、西北方向に延びる別の支線から、保線作業の混合列車がやって来ました。

混合列車は、保線作業の職員輸送や 資材運搬の目的で 運行されています。
     
  続いて、先ほどの 塩の輸送列車も やってきました(01号機)。

トロッコの隙間から 絶え間なく 落下する塩水が、印象的でした。
     
  次は、先回りして 本土側の丘の上で待ちました。

ここでは、はるかに第8塩場が見渡せます。

まず、初めに海を渡り始めたのは、保線作業の混合列車でした(06号機)。

本土側には、築堤ではなく、ご覧のような コンクリート橋が造られています。
 
     
  続行運転でやってきた 塩の輸送列車も、コンクリート橋を渡ってきました(01号機)。

この後は、金城分公司に立ち寄ってから、普蘭店に戻りました。
     
  翌朝は、6時過ぎに 五島の車庫を訪れました。

間もなく、1両の機関車が出庫してきました(07号機)。

これから、編成を組みに行く模様です。
     
  海を渡った空車列車が、第8塩場にやって来るところを 待ち構えて撮りました。

機関車は先ほどの 07号機 です。
     
  第8塩場に入った空車列車は、目の前を 軽快に走り抜けていきました(07号機)。

この後、一旦 五島 に引き返し、この日の運行予定を 確認します。
     
  この日も、混合列車が 第8塩場に向かうことがわかりました。

朝 7時40分に、積降場近くの踏切で撮影できました(06号機)。

編成は、前日と同じです。

次は、先回りして 第8塩場に向かいます。
     
  第8塩場の入口にて、混合列車の到着を待っていたところ、塩を積んだ列車が、塩田の奥から やって来ました(07号機)。
     
  更に20分ほど経ったころ、お待ちかねの 混合列車が 海を渡ってきました(06号機)。

先ほどの列車とは、本土側の どこ で 交換したのでしょう。
     
  第8塩場内で、保線作業の混合列車を 追いかけることにしました。

この写真は、4班付近で撮ったものです(06号機)。
 
     
  その後、再び 五島に戻ってみました。

10時30分。少し早いですが、分公司の昼休み風景です。

作業に従事していた職員達が、 歩いて食事に向かいます。

機関車も 一旦 車庫に 入るようです(07号機)。

私達も、近くの街(謝屯)に 食事に出かけることにしました。
     
  14時30分。第8塩場に向かう空車列車を、丘の上から撮影しました(07号機)。
     
  このあと、再び 列車を追いかけながら、第8塩場へと向かいました。

写真は 4班付近を走っているところです(07号機)。

なお 左側のタンク車は、給水車です。
 
     
  更に奥に進んだところ、見慣れない列車 と遭遇しました。

職員の話によると、これらは化学工場の車両で、この会社には、塩を浚えた後の塩田の残渣処分を委託しているのだそうです。

客車列車は、一旦 右手に延びる支線(職員の宿泊施設へとつながっている)に退避して、手前 からやってきた 空車列車に道を譲ったのでした。
     
  化学工場の列車は、 客車の塗装も まだ新しく、機関車の塗り分けも、他の車両とは 異なっていました。
     
  化学工場の客車列車を追いかけました。

海を渡り、本土に向かうところです。

今日は 風が強く、白波が立っています。
     
  次に、第8塩場から 塩を積んで戻ってきた列車を、本土側で 撮影しました(07号機)。
     
  塩を満載した列車が、五島に向かって走り去って行きます(07号機)。

この辺りは 複線になっており、第8塩場に向かう列車の交換が ここで行われているようです。
     
  この時期は 輸送最盛期にあたり、塩を運ぶ列車は 日曜日でも 夜通し運行しているようです。

そこで、夕方5時近くまで 五島近くの陸橋で 粘っていたところ、第5-6塩場行き(右側 05号機)と 第8塩場行き(左側 07号機)の空車列車が、珍しく 同時に 姿を現しました。
     
  陸橋を通り抜けた空車列車は、第5-6塩場を目指して去っていきました(05号機)。

この日の撮影は、これにて終了です。
     
  翌13日は、午前中に 金城分公司 を訪問し、昼過ぎに 再び 五島分公司 の 第8塩場 にやってきました。

第8塩場 の7班と8班の間には、15連の見事な鉄橋 があります。

前日は アクセス道路が 冠水していて 近づくことができなかったので、再挑戦です。

しばらく待つうち、塩の積込を終えた輸送列車がやってきました(01号機)。
     
  この列車についても、追いかけて 海を渡るシーンは 本土側から 撮影しました(01号機)。

なお奥に見える建物は、第8塩場の1班の事務所です。
 
     
  昨日同様、この日も 最後に訪れたのは、第5-6塩場からの列車が 見渡せる 五島近くの陸橋 です。

午後4時まで粘っていると、塩を積んだ列車が 戻ってきました(04号機)。
     
  上の写真の続きです(04号機)。

この後は 急いで 普湾駅 に戻り、大連に向かう高速鉄道に 飛び乗ることができました。