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白水興旺煤業
Baishui Xingwang Coal Mining
2015.12.26-28
レポート :  【 2015.12 】 【 2017.3 】 【 2018.3 】
         
   
休業中の 栄山煤業(蒸気機関車が活躍していました)から、20-30km しか 離れていない ところ に 炭砿の電化ナローが 幾つか存在していることを知り、訪ねてみました。

白水旺蒼煤業のある旺蒼県へは、街の中心部まで 成都からの直通バスがあり、その先は タクシーを使って 炭砿に 向かいました。

線路伝いに 全線(2.8km)を歩いてみたところ、沿線の光景は変化に富んでいて、また 夕方になると 職員輸送の 列車が走ることもわかりましたので、翌日・翌々日も 午後になると こちらへ 出向く ことになりました。

このため、掲載写真は、撮影順序と関係なく 炭砿側から 積替施設(白水駅)に向かって 順番に並べております。

なお、案内は 成都の旅行社の王涛さんにお願いしました。
 
   

 
 
  炭砿の構内に入ると、周りを見渡せそうな跨線橋がありましたので、あがってみました。

まもなく 空車列車が 到着しました(01号機)。
 
     
  到着した機関車は、トロッコを 推進運転で 奥の方へ押し込むため、一旦 編成の後ろに回ります(02号機)。

奥には、トロッコに石炭を積み込むホッパーがあるようです。
     
  坑外で活躍しているのは、ご覧のような L型の電気機関車(01号機)です。

集電装置の下には、小型の鐘が吊り下げられていて、警笛代わりに 打ち鳴らして走ります。
     
  01号機の銘板を撮りました。

1978年製の10t 機です。
 
     
  炭砿の少し手前には、見晴らしの良い 大カーブがありました(01号機)。
     
  1つ目のトンネルの南側には、東側へ分岐する支線がありました(01号機)。

先には 倉庫(火薬庫)があるそうです。
     
  沿線には 素掘りのトンネルもあります(01号機)。
     
  あるときは ドラム缶を運ぶ列車が やって来ました(03号機)。

ズリ捨て場で活躍するショベルカーに 給油を終えての帰りだそうです。
     
  16時半になると、積替施設の職員達は 空トロッコに乗って 炭砿へと戻ります(02号機)。


 
     
  使われなくなったボタ山に登って、空車列車を撮りました(02号機)。

遠く ズリ捨て場の 尾根部分にも、トロッコの列を 望むことができます。
     
  チップラーを使って、トロッコのズリを落としているところです。
     
  続きです。

角度を変えて 撮ってみました。
     
  ズリ捨て場からトロッコを下ろすインクラインです。

右側に見える石段を使って ズリ捨て場へ登ってみることにしました。
     
  ズリで作られた 尾根に沿うように 線路は 敷かれています。

 
     
  ズリ捨て場からは、通過する石炭列車を 見下ろすことができました(01号機)
     
  再び 線路の反対側にあるボタ山からの 眺めです。

炭砿に戻っていく 空車列車が やってきました(02号機)。
     
  電気機関車が ボタ山の脇を 単機で 走り抜けます(02号機)。


 
     
  ここは、終点の積替施設の構内です。

左の機関車は、トロッコの後ろに回り、トロッコを 手前に押しています(01号機)。

一方、右の機関車は、炭砿から石炭列車を牽いて到着したところです(02号機)。
     
  石炭は、突き当りにある小屋で、降ろされます(03号機)。
     
  小屋の中には 2連のチップラーがありました。

石炭は ここから 崖下にある選炭施設を経て 国鉄線の貨車へと 運ばれていくようです。

こちらのチップラーは、左右ではなく 前後方向に 回転するタイプでした。
     
  山裾を迂回して 石段を下って行くと、国鉄の白水貨物駅に 辿りつきました。

駅構内からは、炭砿施設が眺められました。