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淮北砿業 朔里煤砿
Huaibei Mining / Shuoli Coal Mine
2016.10.10
レポート : 【 2016.10 】  【 2017.3 】
         
   
Google で 朔里煤砿 周辺の衛星写真を見ると、炭砿施設から 外にある溜池に沿って伸びる ズリ捨て線のようなものが写っていて、以前から 気になっていました。

同好の KYさんやYNさんと、安徽省を訪れることになったのを機に、3人で 立ち寄ってみることにしました。

なお 現地への案内は 任紹慧さん にお願いしました。
 
   

 
 
  炭砿の構内には 電化軌道が 敷設されていて、レンガ造りのコンベア施設の下には ナベトロを繋いだ電気機関車が停まっていました(11号機)。

これらは、ズリ捨てに使われる列車で、残念なことに この日は 走らないそうです。

なお この炭砿では、施設内の石炭輸送は 主にベルトコンベアが担っているようです。
     
  ズリ捨て線を先に進むと、立体交差するインクラインがあり、積込施設に トロッコを運び上げていました。

もっとも、ここでトラックに積み込むのは、石炭ではなく コンクリート片のようです。


 
     
  しばらくすると、電気機関車が オレンジ色のトロッコを曳いて やってきました(16号機)。

隣には、先に コンクリート片を降ろし終えた空のトロッコが並んでいます。

一方、奥の方には 別の機関車の姿もありました(8号機)。
     
  トロッコを切り離した機関車は、引き上げ作業の邪魔にならないよう 隣の側線へと移動しました(16号機)。
     
  ウインチを操作する女性スタッフの手で、トロッコはインクラインの前に並べられます。
     
  その後は、上にある別のウインチを利用して 1台づつ 引き上げられていきました。
     
  一方、ここまでトロッコを運び終えた 2両の機関車は 相次いで 走り去って行きました(手前 16号機、奥 8号機)。

なお、施設の奥へは 危ないから との理由で 入れてもらえませんでした。
     
  炭砿施設の北側には、衛星写真に写っていたとおり、大きな溜池(というよりは 石炭採掘後の水溜り)があり、その岸辺伝いに ズリ捨て線が伸びていました。

次回こそは、ここで ズリ捨て列車の写真を撮りたいものだ と思いました。