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遼寧南票煤電 大窑溝砿
 Nanpiao Coal & Electricity Power / Dayaogou Mine
  2010.9.23
レポート :  【 2010.9 】   2019.5 】
         
   
南票砿務局(現 遼寧南票煤電)の標準軌専用線には 2000年代まで蒸気機関車(上游型)の曳く旅客列車や石炭列車が残っていたため 訪れた鉄道ファンも多く、沿線にある ここ 大窑溝砿の情報も ネット上で知ることができました。

中国の炭砿を訪問するのは 今回が初めてでしたので、錦州のガイドさん(毕成 氏)にお願いし 前日の金城造紙 に続き 彼の会社の車で案内してもらうことになりました。
  
   

 
 
  車で 下凌線と呼ばれる川沿いの道を進んで行くと、川を跨ぐ 軌道の石橋が見えてきました。

地図を見ると、軌道は この先で この道路をオーバークロスしています。
     
  車を降りて 築堤を登って行くと、お目当ての 電化軌道に辿り着きました。

「専用線 禁止行人」 と書かれた表示板があるのですが、線路上では 大勢の人が お構いなしに歩いています。

もしや、廃線になったのでは?と心配して 通りがかった人に聞くと 「列車は 今日も走っているよ」 と教えてくれました。
     
  10時50分頃になって、オレンジ色の電気機関車が曳く石炭列車が姿を現しました。

複線の電化軌道の左側を走行しています。
     
  上の写真の続きです。

線路脇には、所どころに 小屋が建っていますが、いずれも正面が線路に面していて、出入り口は他には無さそうです。
 
     
  上の写真の続きです。

機関車には、車体の横にはみ出る位の長い杭が積まれていました。

脇を歩く通行人に ぶつからないかと 心配してしまいました。

なお 屋根の上に設置されているのは、砂箱のようです。

この後は、線路に沿って 1kmほど 先の炭砿まで 歩いてみることにします。
     
  こちらは、20分ほど後にやってきた 後続の石炭列車です。

牽引しているのは、先ほどと同型の機関車と思われます。
 
     
  上の写真の続きです。

この炭砿の車両には、機関車・トロッコを問わず 車体の脇に 立派なリブが付いています。

石炭を底から降ろすタイプのトロッコとあって、終点の積替施設で必要な装備です。
 
     
  炭砿の近くに 見晴らしがきく場所があったので 暫らく待っていると、11時40分に 空車列車が 戻ってきました。


 
     
  空車列車の後を追うようにして、炭砿の入口にやってきました。

先ほどの空車列車は、右側の線路を通って 構内へと進んで行った模様です(左奥に姿が見えます)。

手前の留置線には、別の機関車が停車していました。

この後は、炭砿入口まで 車に迎えに来てもらい、錦州南駅へと向かいました。

今回は 乗車時刻との関係から、慌ただしい訪問になってしまいました。