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黒龍江龍煤砿業 新建煤砿
Heilongjiang Longmai Mining / Xinjian Coal Mine
2025.9.19
レポート : 【 2017.7 】 【 2025.9 】
         
   
2020年以降、コロナ禍や ビザ無し渡航の中断があったことから 訪中を 長らく見合わせてきました。

今回の旅行では 知人のAT氏と共に、8年振りに 新建煤砿を訪れてみることにしました。

というのも 前回の訪問では、ズリ捨て線の列車運行が見ることができず、心残りだったからです。

なお、現地への案内は 前回もお世話になった 李卓珣さんにお願いしています。

果たして、今回は ズリ捨て列車は 走るのでしょうか?
 
   

 
 
  始めに 前回と同じく、生産エリアにあるヤードへ行こうとしたところ、前には無かった 真新しいゲートが設けられていて 中には 入れてもらえませんでした。

止むなく 電化区間での撮影は諦めることとし、タクシーで 迂回し 東側のズリ捨て場へ向かうことにしました。

こちらは 遮るゲートも無く 容易に近づくことができ、バッテリー機関車がライトを灯したまま 停車しているのが見えてきました。

これは 期待できそうです。
 
     
  施設の建物内で待機していた運転士からは 「今は 昼休み中なので、午後の運転について 間もなく 電話連絡が入るはず」 と言われました。

待ち時間を利用して、チップラー小屋を覗いてみました。



 
     
  小屋からは、ボタ山に向かう インクラインが見えていました。

小屋の造りは 8年前と同じですが、以前に比べるとインクラインが短くなっているようでした(当然 ボタ山も小さくなっています)。
 
     
  インクライン沿いに、ボタ山の上に登ってみます。

振り返ると、チップラー小屋の下には 専用のトロッコが見えていました。
     
  こちらが 現在のインクラインの終点です。

隣には 別のボタ山が並んでいました。

向こうのヤマの方が 規模も大きく、トロッコではなくダンプカーでズリを運び込んでいるようです。
     
  ボタ山の上から、今回 入れなかった 生産エリアを見たところです。
 
     
  麓に戻ってみると、機関車は相変わらず 施設事務所の前で 停車していました。

8年前に見たのと同型の 両運転台タイプの機関車です。

一方 後方には、チップラー小屋から出てきた 空トロッコが並んでいます。
     
  13時20分になると 運転士が 機関車に乗り込みました。

背後には、チップラー小屋や空トロッコが見えています。
     
  上の写真の続きですが、こちらは 機関車が動き始めたところです。

これから 空トロッコを連結し、ヤードの方へ曳いて戻るのでしょうか?
     
  てっきり 空トロッコを曳いて行くもの と思っていましたが、違っていました。

機関車は 単機で ヤードの方へと 走り去ってしまいました。
     
  機関車が ズリトロッコを曳いて戻ってきたのは 1時間後でした。

先ほどまでと異なり、もう一人 別のスタッフが 前の方に乗っています。

生産エリアとズリ捨て場の間で 待ち構えて 撮りました。

 
     
  ズリ捨ての列車は、一旦 チップラー小屋の脇を通り過ぎると 更に先に進み、今度は 推進運転で トロッコを 押し始めました。

車列の先には、チップラーが 見えています。

一方 すぐ横には 車軸が外れたトロッコが 放置されています。



 
     
  ズリトロッコを押し終えた機関車は、単機で 上の写真の地点へ 戻ってきました。

その後は 再び チップラー小屋の脇を抜けて 空トロッコの方へ向かいます。
     
  空トロッコの車列と連結し、戻りの空車列車を仕立てていくところです。
     
  編成が整って 空車列車が走り始めました。

写真は、ズリ捨て施設から 出てきたところです。
     
  ところが 列車は すぐ先で停まってしまいました。

どうやら 運転役を交代するためだったらしく、直ぐに動き出すと ヤードの方へ走り去ってしまいました。

ズリ捨て列車が姿を見せてから、ここまで わずか10分余りの短い作業でした。