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金城造紙
Jincheng Paper
2010.9.22
レポート :  【 2010.9 】   【 2014.5 】 【 2017.10-準備中 】
         
   
この 鉄道の存在 については、John Raby氏のDVD 「Narrow Gauge Sand,Salt,Reed & Coal Railways」 を観て、知りました。

製紙原料に 葦 が使われる というのも 初めて聞く話でしたが、 その 葦 を運ぶ ナローゲージの鉄道 があるというのには、驚きました。
しかも、旧満州国時代に作られた施設を継承しているらしいという点も、興味をそそられました。

この時は、北京から高速鉄道で錦州南駅へ移動し、錦州駅前のホテルに宿泊しました。
そして、翌朝、地元のガイドさん(毕成 氏)に迎えに来てもらって、車で現地を訪問することにしました。
  
   

 
 
  朝8時半頃に工場に到着したところ、列車が 次々と発車して行くところでした。

中型ディーゼル機関車(17号機)が牽引する9次列車も、準備が整い 葦の集荷場に向かう模様です。
     
  新たな編成を組むためか、数両の貨車を牽いた小型のディーゼル機関車がやってきました。

台枠には、なんと「SHINAGAWA TOKYO」という文字が・・・。

旧満州国時代に 納入された 加藤製作所製の機関車が、改造を重ねながらも 走っていたのです。
     
  製紙工場に出勤してきた職員達の前を、17号機が牽引する9次列車が通過して行きました。

これから、小流溝という 葦の集荷場 に向かうそうです。
     
  早速、これらの列車を追いかけることにし、省道脇に鉄道が敷かれている 東郭の町へ 行ってみることにしました。

東郭に到着すると、間もなく 12号機が牽引する8次列車 がやって来ました。
     
  8次列車が去っていくところです。

その先には、道路を横切って、北東に分岐していく支線がありますが、殆ど使われていない様子です。
     
  次に、工場で見かけた 9次列車も通過していきます(17号機)。
     
  10時頃、最後にやってきた10次列車は、中型ディーゼル機関車が重連で牽引していました(13号機他)。

職員が列車から降りてきたのは、線路上で商売をしている露天商に 注意するためでした。
     
  昼過ぎになると、葦を積んだ列車が 続々と集荷場から戻ってきました。

5次列車も戻ってきました(14号機)。

こちらは、王家荒という集荷場からの列車です。
     
  東郭には信号所があります。

以前は列車の交換も行なっていたらしく、本格的な腕木式の信号機の遺構がありました。

右側にある建物の中に居られた職員から 「小型機関車は、いずれも 日本製の車両を改造した 9t機 で、8両が 現存」、「中型機関車(11t機)は中国江蘇省製で、15両を保有」、「日本製車両の評判は良い」 といった話を伺いました。

また 最盛時には 80km に及ぶ 路線 があったそうです。

 
     
  続いて、運行日誌を見せていただきました。

この日は、10本の葦輸送の列車が走っていて、「小流溝」行きが 7本 と、途中の「王家荒」で折り返す 3本 の2系統があることがわかりました。

列車は、上り・下りともに同じ 列車番号(例えば1次列車など)を名乗っているようです。

なお、東郭から 分岐して北東方向に進む支線について尋ねたところ、「少し先に集荷場があったが、1年以上使われていないので、このまま廃線になるのではないか?」 という話でした。

まさか、遼寧振興生態造紙の路線として復活することになろうとは思いもしませんでした。
     
  次に、工場と東郭のほぼ中間にある踏切まで 車で移動して、コーリャン畑のなかで、列車を撮ることにしました(工場から 11.5km 付近)。

やって来たのは、小型機関車が牽引する列車でした。
     
  次の列車は、踏切に戻って撮りました。
     
 
  最後は、工場近くの 金紙信号所 まで戻り、帰ってくる列車を、国道の踏切で撮りました。

写真は、小型機関車の牽引する列車です。

この後、錦州に戻りました。