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金城造紙
Jincheng Paper
2014.5.23
レポート :  【 2010.9 】   【 2014.5 】  【 2017.10-準備中 】 
         
   
金城造紙では、2010年の訪問後(2012年からか?)に、葦の集荷作業が トラック輸送に変更されてしまいました。

ところが、中国のサイトに 葦を運ぶ列車の最新写真 が載ったらしく 「何かの事情で、軌道による 集荷作業が 復活したのだろう」 と、期待に 胸を膨らませて 足を運んだのが、今回の訪問です。

まず、18時過ぎに、状況を知るため ガイドさん(李卓珣氏)を伴って工場を訪問したところ、軌道による輸送を再開したのは、東郭から先の関係施設を譲り受けた 別の会社(遼寧振興生態造紙) であることがわかりました。

一方 金城造紙でも、工場の隣にある葦の集積場から 工場内への搬入作業には、今でも 軌道が利用されていることもわかりました。

「搬入作業を見たければ、翌朝、6時過ぎに来るように」 と、応対の職員からのアドバイスももらい、その日は引き揚げることにしました。  
  
   

 
 
  翌朝 6時20分、葦の積込作業を終えた作業員たちが、集積場から 工場に 戻ってました。

彼ら によると、列車が動き出すのは、「まもなく」 だそうです。
 
     
  葦が高く積まれた集積場には、火事の発生が懸念されるためか、部外者は立入禁止です。

やむを得ず、工場との間の踏切で 列車を 待つことにしました。

しばらく すると、朝もやの中から、貨車の入れ換えのために 葦の山の間を 行き来する 機関車の姿が見えてきました(以下 全て3号機)。
     
  やがて、葦を満載した列車が こちらに近づいてきました。
     
 
  工場の前の 踏切を通過して行きます。
     
  工場内の側線で 貨車を切り放し、代わりに 空車を押して 車庫の方へ 戻り始めました。 

残念ながら、今日の搬入作業は、これで おしまいのようです。
 
     
  このため、我々も 車庫が見渡せる別の踏切まで、 集積場を迂回して移動することにしました。

先ほどの列車が、集積場の側線で 空車を切り放したあと 推進運転で こちらに近づいてきます。

このあたり、周りには、ブロック状に固めた葦を積み重ねた小山が並んでいます。
     
  ここで、一旦 進む向きを変えて 車庫を目指します。
     
  更に もう一度、進む向きを変えて 車庫を目指します。
     
  ディーゼル機関車は、朝7時前に 車庫の前に戻りました。
この日の運転は、これにて終了です。
運転士も 機関車から降りてしまいました。

わずか30分余りの運転でしたが、ディーゼル機関車(11t機)の健在ぶりが 見れたのは、何よりでした。

この後は、遼寧振興生態造紙 の手で 運行が再開された という 東郭 以遠 に向かうことにします。