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阿里山林業鉄路 阿里山本線
Alishan Forest Railway / Main Line
2 北門 ~
レポート : 【 1 嘉義~ 】 【 2 北門~ 】 【 3 鹿麻産~ 以降は準備中 】
         
   
北門駅(嘉義から 1.6km)は、標高31m に位置しています。

かつて 北門駅の駅舎は 林鉄線の南側にありましたが、現在は 北側に建つ 「北門車站飯店」の1階に 設けられています。
 
   

 
  写真は 2023年まで使われていた かつての北門駅の駅舎ですが、プラットホームなどと共に 大切に保存されています。

一方 背後に見える真新しいビルは 「北門車站飯店」 (2026年 開業予定)というホテルで、駅の施設は このビルの1階に 移り 現在に至っています。
     
  この日は週末とあって、復古調客車を曳く "檜木列車" が 嘉義-北門 間で 運転される日でした。

北門駅 構内にて 待機中の "檜木列車" を撮りました。

牽引の機関車は 40号機です(39-43号機は本線用の28tクラス機関車で、1982年に投入され 第6世代と呼ばれています)。

なお この列車を シェイ式蒸気機関車が牽引するのは、第1土曜日だけに限られています。
     
  北門駅のホームに停車中の "檜木列車"(40号機)と、構内に並ぶ試運転列車(50号機)です。

この頃は、十字路-阿里山 間の運行再開が間近に迫り、全線を直通する試運転列車が設定されていました。

なお 機関車の第6世代機と第7世代機では、前面形状も やや異なっています。
     
  北門駅 構内では、"整備編組列車" と表記され た入換用機関車も 活躍していました(38号機)。

こちらは 1980年製の25t機です。
     
  "檜木列車" が シェイ式蒸気機関車によって牽引される 第1土曜日の運転の様子です。

気温の低い時期(11~3月)には、石炭燃焼機である 21号機が 活躍します。

北門駅 構内を走行し、これから 車庫園区へ向かうところです。
     
  こちらは 5月の第1土曜日に訪れた時のものです。

気温が上昇する 春から秋(4~10月)には、軽油燃焼機の 25号機が 使われるそうです。

北門駅で乗客を乗せた "檜木列車" は、一旦 推進運転で 東へ進んでから 車庫園区に向かう引込線へ入ります。
     
  上の写真と同じ日の "檜木列車" で、こちらは 車庫園区からの戻りの列車です(25号機)。

行きとは反対に 引込線を推進運転で進んだ後、北門駅の先で スイッチバックを済ませてから、プラットホームを目指します。
     
  4.0km地点を走る 下り "阿里山号" です(49号機)。

急速に開発が進む嘉義市内にあって、この後荘里の辺りは 雑木林や畑, 果樹園 が残っていて、かつての面影を偲ぶことができます。

 
     
  こちらも 上の写真と ほぼ同じ地点です。

この日は 観光列車の下り "栩悦号" が運行される日で、機関車も 専用機でした(46号機)。

団体客が 手前の竹崎駅で 下車した後とあって、車内に 乗客の姿はありませんでした。
     
  少し先 4.1km地点 に姿を現した 下り "阿里山号" です(50号機)。

 
     
  その先は、軌道が林に吸い込まれるようになります。

16時半頃に通過する 下り "阿里山号" を、4.2km で見ることができました(45号機)。
     
  この時は 9.6km 地点の40号踏切 で 下り "阿里山号" の通過を待ってみました。

16時過ぎに姿を現したのは "栩悦号" 用の 46号機で ヘッドマークも付いたままでした。

でも、曳いているのは もちろん "阿里山号" です。
     
  9.7km地点では、第9号橋梁で 牛稠渓を渡ります。

朝 9時半頃、上り "阿里山号" が 推進運転で 通って行くところです(45号機)。

 
     
  16時半を回り、背後の山々も 赤みを増してくる時刻です。

下り "阿里山号" が 10.1km 地点を通っていきました(51号機)。