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阿里山林業鉄路 阿里山本線
Alishan Forest Railway / Main Line
1 嘉義 ~
レポート : 【 1 嘉義~ 】 【 2 北門~ 】 【 3 鹿麻産~ 以降は準備中 】

         
   
阿里山林業鉄路の起点は 台湾鉄路 縦貫線 との共用駅である嘉義駅で、標高30m に位置しています。

"阿里山号" を始めとする 林鉄の列車は 地上駅の1番線ホームに発着しますが、現在 進められている縦貫線の高架工事が完成すると、両線の列車が並ぶシーンも 見納めになりそうです。 

嘉義駅を発車すると、林鉄の列車は 間もなく東へと向きを変え 北門車庫や車庫園区の脇を抜けて 北門駅へと向かいます。
 
   

 
  嘉義駅の駅舎と駅前の様子です。

阿里山公路(1982年 開通)を通って 阿里山へ登る リムジンバスも、乗客を待っているところです。
     
  下り "阿里山号" の嘉義駅への到着シーンです(50号機)。

28t クラスのディーゼル機関車(45-51号機)は、本線区間の主力機関車として 2004年以降に投入され、第7世代 と呼ばれています。

手前には 機回し線が見えますが、折返し列車は 推進運転で発車していくため 通常 殆ど使われていません。

なお この日は 奮起湖駅で この列車を撮ってから リムジンバスで下山したのですが、ギリギリで 到着シーンを見ることができました。
     
  別の日に、嘉義駅の縦貫線ホームから撮った下り "阿里山号" です(45号機)。
     
  上の写真とほぼ同じ場所ですが、駅の外で下り "阿里山号" を撮りました。

この日は、"栩悦号" 仕様の 46号機が、ヘッドマークもそのままの姿で 牽引していました。

隣では、縦貫線の高架工事が 進められています。

 
     
  この時は 5月の第1土曜日で、シェイ式蒸気機関車が曳く "檜木列車"(復古調客車を連結した 観光列車)が 嘉義-北門 間で 運転される日でした。

貴重な機会と思って、途中の北興陸橋で 撮ってみました(25号機)。

煙を期待していたのですが、残念でした。

なお 高温期(4~10月)には、軽油燃焼機の 25号機が 使われます。
     
  阿里山本線の車庫は 北門駅の手前にありますが、施設の一部は、保存車両の展示スペース(車庫園区)として整備 開放されています。

こちらは、別の第1土曜日に撮った シェイ式蒸気機関車の "檜木列車" です。

気温の低い時期(11~3月)には、石炭燃焼機である 21号機が 活躍します。
     
  車庫園区では、昔風の日本式木造駅舎も造られました。

その脇を 下り "阿里山号" が通過して行きます(49号機)。
     
  車庫園区には 様々な車両が 展示されています。

こちらは 有名なディーゼルカーの "中興号" です。

この日本車輌 製の "中興号" は、1963年から1990年にかけて活躍し、当時としては 快足を誇る人気車両でした。 

個人的には、復活した シェイ式蒸気機関車の次は、この車両を整備して 走らせて欲しいところです。