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海拉尓蒙西水泥
Hailar Mengxi Cement
2015.9.20-21
レポート : 【 2015.9 】  【 2016.7.前編 】  【 2016.7.後編 】  【 2017.7 】 【 2019.9 】
         
   
内モンゴルの ハイラルにある この窄軌 には、いつか 訪問したいと 考えていたのですが、ガイドさんの手配 とか アクセスのこと で わからない点が多く、後回しになっていました。

ところが、折よく 「地球の歩き方」に ハイラルの旅行社のガイドさん(白布仁氏)のことが 紹介されていましたので、問合せた結果 彼の運転で 現地に 案内していただけることに なりました。

最後まで困ったのは 現地入りの方法で、当初 想定していた ハルピンからの 夜行列車のチケットは 結局 入手できず、最終的には 北京からの 国内線 利用(深夜 着)に なってしまいました。 
 
   

 
  翌朝、8時すぎ に ガイドさんの車で 工場に出向きました。

入換作業に使用されている ディーゼル機関車(JMY380型)の 給油作業が行われていました。


 
     
  10分もしないうちに、奇妙な編成の列車が 推進運転で 工場に 戻ってきました。
     
  保線作業の列車らしく、無蓋車には 工事用の資材が、また レールバスの改造と思われる客車の中には 作業員達の姿が 見受けられます。

列車は、ターンテーブルを素通りすると 更に奥へと 行ってしまいました。


 
     
  列車の後を追って、一旦 停車したところを 撮りました。

乗務員の話では、毎朝 保線作業を行うために 運行しているそうです。

機関車は JM80型(江蘇常州内燃機車廠 製)です。

 
     
  終点の 日当山砿の積込施設に やってきました。

右手にある デルタ線で向きを変えた機関車が、推進運転で 空車をホッパーの方に 押し込んでいるところです(006号機)。

なお、このディーゼル機関車は 480馬力のエンジンを 搭載しているそうです。
 
     
  後続の空車列車も、間もなく 日当山砿に 到着します(003号機) 。

 
     
  石灰石の積込を終え 発車を待つ先発列車と、後続の空車列車が すれ違いました(左:006号機、右:003号機)。
     
  日当山砿を 発車した石灰石列車が、目の前を通過するところです(006号機)。

カメラを構えた私を見つけた運転士が、ポーズを決めてくれました。

なお車体に飾り付けられている赤い小旗は 中国国旗でした(国慶節を前に付けられたものか?)。
 
「石家庄動力機械廠製造」という銘版が 見てとれます。
     
  次に通過する 石灰石列車については、日当山砿 近くの牧草地で 待ちうけることに しました(003号機) 。

築堤に居た 放牧中の馬達は、列車の警笛に 驚いています。
     
  004郷道の踏切近くで 車を停めてもらい、線路伝いに 南の方へ 歩いてみました。

海拉尓河 によって作られた 河岸段丘の縁を 伝うように 線路が敷かれている様子が わかりました。

しばらくすると、空車列車がやって来ました(003号機) 。
     
  日暮れが近づくにつれて、地平線に雲の切れ間が見えてきました。

この日の夕焼けは、終点の 日当山砿近くに 戻って 迎えることにしました(003号機)。

列車通過が もう少し遅ければ、見事な夕焼け と組み合せて 撮れたところです。
     
  翌日は、まず 保線の混合列車が 工場に 戻るところを撮りたかったので、工場近くの国鉄線の築堤で 列車の到着を 待つことにしました。

ところが 列車の姿が見えたのは、11時を回ってからのことでした。

編成は 前日と同じで、この日も やはり 推進運転で 戻って来ましたた。

その後は、ガイドさんにお願いして 海拉尓河橋梁の南側まで 車で送ってもらいました。

私一人 線路伝いに歩くこととし、ガイドさんの車とは 5km ほど先の 踏切(004郷道)近くの村はずれで、待ち合わせる 手はず です 。

 
     
  海拉尓河橋梁を 渡り終えると、目の前には なだらかな 牧草地の丘が広がっていました。

早速 丘に登って、 空車列車の到着を 待ち受けます(003号機)。
     
  牧草地の丘は 軌道の西側に広がっていますので、午後からの撮影には 光線の具合も良く 好都合でした。

少し北に歩いていくと、後続の空車列車がやってきました。

牽引するのは、昨日は 姿を 見なかった 新鋭の008号機 です。
     
  牧草地を 更に先へと進んで行くと、はるか遠く 地平線に 終点の日当山(画面中央部 既に山の体裁にはなっていない)が 眺められるようになってきました。

石灰石列車が 発車するのが 見えて 10分以上経った頃、ようやく 列車がやって来ます(003号機) 。
     
  後続の石灰石列車は、放牧の牛達 を入れて 撮ってみました(008号機)。
     
  更に先には、スケールの大きな 切通しがありました(003号機)。

 
     
  5km余りを歩き通して、ガイドさんの待つ地点に到着しました。

折よく、石灰石列車が 近くの踏切を 通過して行きました(003号機)。
     
  この石灰石列車が、集落を抜けて行きます(003号機) 。

まだ 午後3時前ですが、今回の撮影は ここまでで終わり、ハイラル空港へと 向かうことに しました。