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大連塩化集団 金城分公司
Dalian Saltworks / Jincheng Branch
2012.8.10
レポート : 【 2012.8 】  【 2013.8 】  【 2014.5 】 【 2017.10 】 【 2019.11 】 
         
   
金城分公司を 初めて訪れたのは、2011年の年末のことですが、その時は シーズンオフ ということで 列車は全く走っていませんでした。
職員達からは「3-10月頃に 来る方が良いよ!」と言われましたので、2012年8月10日に訪問しました。

8月初めに襲来した台風によって、塩田に大きな被害が発生していたものの、隣の五島分公司ほどのダメージではなかったらしく、塩の輸送を再開し始めたところでした。

真夏の日本から、避暑のつもりで出掛けたのですが、天候に恵まれたせいもあって、思いの他 暑かった という印象が残っています。 
  
   

 
 
  隣の五島分公司で、早朝の写真を撮ったあと、タクシーで金城にやって来ました。

朝9時半頃、まず始めに車庫を訪れてみたところ、職員から、列車が間もなく戻って来ると聞かされました。
近くに、お薦めの撮影ポイントがないか尋ねてみると、国鉄線がオーバークロスしている この地点を紹介してくれました。

まもなくやって来たのは、推進運転で車庫へと向かう給水列車でした。
     
  築堤の反対側へと、去って行く給水列車を撮りました。
     
  再び、車庫に戻ってみました。

庫外に小型のディーゼル機関車が何両も並んでいましたので、1両の車内を覗いてみました。
キャブオーバータイプに改造されており、運転席は左側にあります。
右側は、便乗者用のロングシートになっています。
     
  車庫に居合わせた職員に聞くと、機関車は7両保有していて、全て日本製 とのことでした(加藤製作所 製と思われます)。
大日本塩業の機関車を、改造しながら利用しているそうです。

どの機関車の車体にも、ナンバーが記されていないので、1両毎にどうやって見分けるのか実に不思議でした。
     
  再び、国鉄線の築堤に出向き、次の列車の接近を待ちます。

間もなく、車庫の方向から、小編成の貨物列車がやって来るのが見えました。
     
  貨物列車が、木造の橋を通って川を渡りました。

まるで庭園鉄道のような光景です。
     
  川沿いの側線に停車していた空車が 連結されると、塩田へ向かう長い編成ができあがりました。
     
  新たに編成された列車は、遮断機が上がったままの踏切を、ゆっくりと通過して塩場へと向かって行きました。

この後、15時までは列車は走らないということなので、近くの食堂で 昼飯をゆっくり食べることができそうです。
     
  15時前に車庫へ戻ると、間もなく 塩を満載した列車が、帰って来ました。
     
  次の列車が戻って来るまで、まだ時間がありそうです。

運輸駅の中ほどにある信号所の2階に昇らせてもらい、まず 塩の積降場のある北側を眺めました。

台風の影響で運休が続いたせいでしょうか 雑草が目立ちます。
     
  反対側を振り返ると、塩場から列車が戻って来るのが見えました。
     
  列車が到着すると、機関車に便乗していた職員が降りてきました。
     
  帰る途中で、化工会社(金城化工有限公司)の引込線の奥に 1両の機関車が停まっているのを見つけました。

赤錆びた車体に興味をそそられましたが、動く気配がありません。次の機会のお楽しみ ということになりました。