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江合煤砿
Jianghe Coal Mine
2011.9.17-18
レポート :  【 2011.9 】  【 2011.11 】  【 2012.3 】  【 2012.5.前編 】  【 2012.5.中編 】 【 2012.5.後編 】
         
   
この鉄道の存在については、1999年にRail Magazine誌(192号)に掲載された名取紀之氏と水野克成氏のレポート を拝見して知りました。

「重慶のグース」 と呼ばれる 古風なスタイルのディーゼル機関車が好ましく、沿線の素晴らしい風景と相まって 強く印象に残りました。

しかし、自家製のベルトドライブの機関車だけに、その後 10年以上 経過した後も なお活躍しているとは思えず、決断がつかないまま 訪問を先延ばしにしてきました。

ところが、2011年になって訪問された方(丸谷洋一氏)があり、鉄道の健在ぶりをはじめ 詳しい情報 を教えていただくことができ、早速 訪問してみる ことにしました。

なお、重慶へは前日に入り、9月17日は地元のガイドさん(徐尚均氏)にご一緒いただき、翌日については一人で再訪しました。  
  
   

 
 
  朝8時半頃、途中にある 舵井の踏切でタクシーを降りると、間もなく 空車列車が 4本 続行運転で やってきました。

写真は、その中の最後の編成です(4号機)。
     
   この編成の最後には、砂撒きトロッコ が連結されていました。
     
  この後は、工場まで線路伝いに 歩いてみることにしました。

工場から 舵井踏切に戻る途中、トンネルの少し南側に開けた所がありました。

丘の上で待っていると、11時半頃から 石炭列車が 続行で次々と通過して行きました(5号機)。
     
  舵井踏切の近くまで戻ってきたところ、更にもう1本の工場行きの列車が下ってきました(4号機)。
     
  暑い中、線路を歩くのも そろそろ くたびれてきました。

しかし、ガイドさんが疲れを知らない 元気な人でしたので、私も頑張って 先へと進みます。

12時頃、中間地点である太山石の街で一服していると、空車列車が姿を現しました(2号機)。
 
     
  続行運転で 次々にやって来る空車列車は、太山石の街中で撮影します(6号機)。
     
  こちらは 1号機が 牽引する空車列車です。
     
  街はずれの引込線には、先ほどの砂撒きトロッコが停まっていました。

ここは、砂の積込場所なので、公園の砂場のようになっています。近所の子供たちの格好の遊び場です。

この後は、再び線路伝いに、先へと進むことにします。
     
  その後 列車とはすれ違わないまま、遂に 積込施設まで、歩き通してしまいました(6号機)。

なお、途中ですれ違った 複数の炭砿関係者との立ち話で、軌道の終焉が 迫っていることがわかりました。
 
     
  15時半に、続行で発車していく石炭列車を見送りました(5号機)。

積込施設には、立ち入らせてもらえませんでしたので、 仕方なく道路際から 撮りました。




 
     
  最後は、施設の門の外で待ち構えて撮りました(5号機)。
     
  翌日(18日) は、重慶市の両路バスターミナルから、路線バスに 1人揺られて、太山石にやって来ました。

太山石から 炭砿方向に 500 m ほど 進んだところにある 見事な Ωループ で 撮りたかったためです(前日は列車が来なくて撮り損ねました)。

9時頃になると、302工場からの空車列車が続行でやってきました(3号機)。



 
     
  戻りの石炭列車については、岩山からの 俯瞰撮影を試みます。

1本目の列車が Ωループに姿を現したのは、10時半頃でした(5号機)。

 
     
  続いてやってきた 列車は、Ωループにさしかかる手前で撮影しました(6号機)。

ヤマから下ってくる 石炭列車は、続行の列車間隔が広く空いており 「俯瞰撮影で、複数の列車を 同時に写すことの難しさ」を痛感しました。

次回は、空車列車を狙って再挑戦したいと思います。

 
     
  Ωループを抜けて、太山石の街へと向かうところです(6号機)。
     
  更に 少し間をおいて、3号機の牽く石炭列車がやって来ました。

線路脇は、地元の人達の歩道として利用されています。
     
  続行列車の間隔が空いたため、最後の列車は、太山石の街中に戻った 11時半頃に 撮影できました(1号機)。
     
  その後、舵井の踏切まで歩いて戻り、 写真の続行列車を撮ってから、両路行きの路線バスに乗りました(6号機)。